煙と飛行機

親不孝者学生の旅の記録を書いてます。

レールを外れるということ

 

スペイン旅行記の続きを近くの星乃珈琲店で書いていると、大学の近くのカフェなので就活生が入ってきてカップルで就活の話をしてて、普段ならイヤホンしながら作業をしているのですが、ちょっと聞いてました。カップルの人ごめんね。

というかもうその時期かあ。

あとは就活カテゴリからのアクセスが一定数あったのでせっかくなので書いていきます。

 

これから就活をする人に少しでも参考になればいいかなと思って書きます。気持ちの面で。

ほぼ自分語りです。というか自分の中の気持ちを整理するつもりで書いてます。

ちょっと人生観も入ってるので気に入らないと思ったらブラウザバックしてください。

しくじり先生を見ているような気分で読んでもらえると嬉しいです。

 

 

 

 

はじめに

私の就職活動の活動歴とか少し書いていきます。

 

私は就活を2回しました。それでもまた来年も学生をします。

なんで2回したかは下に書くとして、回目の就活でも内定は何個かもらいました。

でも来年も学生でいるつもりです。

そして3回目の就活をするかどうかてとも悩んでいます。

というより一回レールを外れると何もやる気が起きなくなってしまいました。

 

ここで言うレールとは普通に高校卒業後、ストレートで大学を卒業し、就職するという世間一般的に見た普通の人生です。

まあ何を持って普通というのかということはありますが

普通って言葉は難しいですね。

けど今回の普通は留年もなく22歳で社会に出た人のことを指そうかなと思います。特に他意があるわけではないです。

 

結論から言うと私は普通のレールを留年して外しました。

このレールを外れることが正しかったのかまだわかりませんし、それは死ぬときにならないとわからないのかなあと。

 

話は戻りますが、今の気持ちとしてやる気というか就職して働くことが嫌になってきました。

もっと好きなことして行きていきたい。

 

私が読んだ中で一番面白いと思った本「深夜特急」の中の一節でこんなものがあります。

私は回避したかったのだ、決定的な局面に立たされ選択することで何かが固定させられてしまうことを恐れたのだ。逃げたと言ってもいい。

全く異なる道を見つけ出すこともせず、宙ぶらりんのままにしておきたかったのだ。

属することで何かが決まってしまうことを恐れ、回避したのだ。

 どんな話かはwiki張っておきます。

ja.wikipedia.org

 

まさに私は今この状態です。何かが決まるのが怖いんです。というかこの文にすべて詰まってます。

やっぱり深夜特急素晴らしい。

 

 

 

就活をするまでの私。

実はこんな不真面目に見える私ですが、大学3年までは至って普通の学生でした。

普通に単位を取り、GPAも平均くらいのどこにでもいる学生でした。

サークルでもそこそこの規模のところで副会長とかやってました。だからなんだって話ですが。

 

大学3年の夏から広告系やITベンチャーインターンにも行きました。

何個かの長期インターンではグループで最優秀賞ももらったり、ほぼ内定ももらってました。

あと内定外にも最優秀賞の景品でいろんなものをもらいました。防水スピーカーとか。今でも使ってます。

ここまでは自慢です。こんな学生馬鹿みたいにいるのに自慢にもならんか。

 

でもここからレールを外しました。というか自分から外しに行きました。

というのは、インターンで行ったところは選考辞退しましたし、インターンで行った業界もほぼ受けませんでした。

 

もう頭悪いですね。世間知らずでバカ極めてます。

 

なんで辞退したかというと、実は高校からのテレビディレクターになりたいという夢をどうしても断ち切れなかったからです。

なんなら地元から関西に出るときもテレビディレクターになって自分の番組作って戻ってくるとまで同期に言いました。未だにそれを言ったこと覚えてます。

テレビディレクターになるために、大学1年から某テレビ局でアルバイトしてました。というか今もしてます。

話は少し逸れますが、テレビ業界でアルバイトしている人はテレビ局に入るのはなかなか厳しいという噂がありますが、それあくまで噂です。

私が聞いた話では、アルバイトをしている同じエリアのライバル局に内定もらって入社したという人もいます。なんのハンデにもならないし、プラスにもなりません。ですが、アルバイトしている局にそのままアルバイトから採用という話はテレビでは聞かないです。少なくとも今アルバイトしている局ではいないです。系列局ではあるみたいですが。あくまで聞いた話です。

 

話は戻りますが、アルバイト先のテレビ局で働く人たちにあこがれてさらにテレビで働きたいと思う気持ちは強くなりました。

でもインターンはテレビ局は一社しか行きませんでした。

 

なんというか、自分の底というか、現状を見たくなかったんですね。

テレビ局の入社試験で落ちたら夢終わりじゃないですか。それが嫌だったんです。

アルバイトしてるし落ちるなんてみたいなのを感じたくなかったというか。

夢はいつまでも夢というか、うまく言葉にできませんが。

 

それで広告やITのインターンばかり受けてました。

 

でも、ほとんどのインターンってビジネスコンペとかそういうのばかりで実際の仕事は全く触れる事できないんですよね。

会場も会議室とかで実際の社員が働いてるオフィスには入れないですし。ガチで選考の一つというか。履歴書に書くためというか。

それで、私は実際にこの会社で働いて仕事をこなしてる姿がイメージできませんでした。それがテレビで働きたいと思う一つの要因にもなりました。まだ社会に出てない学生が何言うとんねんって感じですが。

それでもインターンでは多くのことを学べましたし、行ってよかったとは思ってます。見聞が広がりました。

 

ちなみに私が行ったインターンは社名は出しませんが

・大手広告代理店子会社(web系)2社

・大手広告代理店グループ会社(コンテンツ系)1社

・大手音楽系会社 1社

・テレビ局 1社

の数社でインターンしました。何個かは長期インターンです。

大手広告代理店は受けてません。これも落ちたら自分の底が知れるからでした。

 

この中で数社、インターン生からの囲い込み的なのをもらいました。

 

 

就活1年目の話。

テレビ局で働きたい。

というわけで就活情報解禁の3月までのところギリギリで方向転換しました。

テレビで働きたい。それしかなかったです。マジで。

 

おそらく読んでてテレビ業界で働きたいと思ってる人は気付いてると思いますが、3月の段階でまだ選考している局というと

準々キーから地方しかないです。

テレビ局の選考は特殊で東京のキー局から順に大阪の準キーと続いていきます。一番早いところでは大学3年の11月くらいから始まっています。

キー局のアナウンサー職とかだと3年の夏のインターンからでも選考があるので実質大学3年になるのと同時くらいで始まってますね。

なので3月で大きな局は東京、大阪の局は一部の独立局、テレビ東京系列を除いてほぼ選考は終わってます。

 

ということで名古屋から受けました。でも就活一年目は結局10社くらいしか受けませんでした。

それは、そのどれもESは通って3次面接くらいまでは行きました。正直調子乗ってました。

これもう一年やればキー局準キー局いけるやん。

そう思ってました。マジでクソです。

なので余裕で就活を切り上げました。また来年きちんと準備すれば余裕やろって。

 

中国地方のクソ田舎のクソ頭の悪い高校で優等生を気取り、そこそこ名のしれた大学に合格をもらい、ここまで当社比で順風満帆だった人生だったので挫折とか無縁でした。まさにノリです。

 

ここで一回親に頭を下げてもう一年大学として生きていくことをお願いしました。長男なので甘やかしてくれました。ほんまクソです。

 

 

就活2年目の話。

今年は意気込んで始まりました。でも周りの同期は内定もらって卒業していくので飲み会やら旅行とかでスケジュールパンパンでした。

完全に乗り遅れました。

 

なんならテレビ選考で一番忙しい2月にイタリア行ってました。舐めてますね。

 

3月から焦りだして本気を出しました。でもテレビしか受けませんでした。

テレビだけで50社は受けました。でもいわゆる基幹局はほぼ全滅。

 

地方局しか最終面接にいけませんでした。最終面接には結局7社くらい。でも全部落ちました。最終で。最終で落ちようが一次面接で落ちようが内定が出ていないので同じです。むしろ交通費と時間を浪費しただけなのでマイナスでした。本当に海外に逃げようと思うほど絶望しました。

 

5月GW明けくらいからガチで焦り始めます。そこでテレビ以外に地方の新聞社とそこそこ有名な広告プロダクションの2社だけ受けました。

その2つとも内定をもらいました。どんだけテレビの壁は高いんだと。

 

というかテレビは無理だと悟りました。あーあって感じです。人生で初めて挫折しました。

人生って自分の思い通りには案外行かないもんなんだなあと。それを感じてから海外旅行によく行くようになりました。

結局親には新聞社に行くことにして試合終了しました。そんなに行きたくもないのに。

そのせいで今苦しんでます。

 

まとめ

大学に行ってる人でこんな仕事をしたいって思いながら4年間過ごす人は少ないと思います。

私はたまたまそうではありませんでした。たまたまです。将来の姿なんて考えるのは就活始まる手前くらいでいいと思います。

 

就活してるとすごい人に会います。こんなすごいやつが学生でいたんだと思うやつなんてザラにいます。こういう人たちが日本を引っ張っていくんだと思わせてくれるような奴らばかりです。

私が出会った人だと、スポーツ系で日本代表の人とか、海外でとあるスポーツのコーチしてた人とか。

ほんまにかなわないです。強すぎます。スペックでは。

 

私が一番尊敬していたディレクターに

「大学の間ずっと就活してるやつほどおもんないやつおらん」

と言われました。本当にその通りだと思います。

上記のすごいスペックの人たちに共通して言えることは自分のやりたかったことを学生の間にやり尽くして、そこから見えてきたやりたいことを仕事にしようとしてる人たちが多いんですよね。すごいです。私みたいに後付の理由じゃないですもん。

 

でも私は後付の理由でいいと思うんです。

だって好きなものは理由なく好きだし、自分のしたいことの理由なんてなんとなくとかフィーリングじゃないですか。それに自分の経験からやりたいことが見えてくる人間が多いとは思えないですし。

 

でも「なんとなく」とか、そういうのを言葉にするのが就活なんですよね。

自分がどんな人間か、何をしてきたか、何がしたいか、何をオモシロイと思って、何をつまらんと思うかを自分なりの言葉にするのが就活なんですよ。

少なくとも私はそう思いました。

 

だから就活のコツとかはいろいろ調べるべきだと思います。私にはなんの準備もなく自分のことを素直に言葉にできるなんて無理でした。というか自分の言葉で自分を表現するのって難しいですよ。

準備なくできたとしても上辺だけの言葉ですし、そんな聞き飽きた言葉を面接で言って内定もらえるほど、私はすごい経験もないですし、学歴もないです。

 

なので、私自身いろいろ調べました。お金はなかったので本は友人から借りたりしました。お金を出して買ったものといえば「ロジカル面接術」くらいです。

あとは日経電子版アプリをインストールしておくこととか、NEWSPICKSとかそういう時事系は知っておいて損はないです。そこら辺はタダですし。(有料登録を除く)

あとはTwitterでエントリー情報とかをチェックしたほうがいいと思います。それくらいですかね。

エンタメとかマスコミ系を目指す人はマスコミ就活読本とかもいいかもしれないですね。

一年前くらいまでは「弱き者」という方がやっておられたブログがとても参考になりました。でももうサイト閉鎖されてるみたいですね。残念です。

でもテレビ局には内定もらえなかったけど。

 

【4月14日追記】

サイトは無いですが、弱き者さんがTwitterとnoteで復活されてました。今は実名(?)でやられてるみたいです。参考になりますのでぜひ

twitter.com

note.mu

  

最後に

私自身、内定をもらって就活をやめようと思うきっかけになったのは

「現実を見れるようになることが大人になるとか社会人として生きていくということなのかな」と感じたときです。誰かのブログか、記事かで見たような気がします。思い出せずすみません。すばらしい言葉が並んでだと記憶しています。

でもいざ自分が諦められるかと言われると無理でした。まだ子供なんですかね。それならずっと子供でいたいです。

 

※就活では番組制作プロダクションは受けておらず、局のみしか受けてません。

あと数字の大文字小文字が入り混じっててすみません。流れで書いたので統一できてないかもしれません。読みにくくてすみません。

 

 

気が向いたら私自身の備忘録のためにも面接を通過するためにしたこととか書きます。